パーソナル出版について
2020-02-01
一般的に書店で売られる書籍には企画出版と自費出版の二種類があります。企画出版とは、本の発行元である出版社が制作費用を負担して作る本のことで、著者には印税が支払われます。自費出版とは、名前の通り著者が制作費用を負担して作る本のことで、出版社は受託業務として出版を引き受けます。
企画出版は出版社が「これは売れそう!」と思わなければ実現しませんから、普通の人が出したいと思う内容が企画出版としてそのまま本になる可能性は非常に低いというのが現実です。したがって、多くの場合は自費出版となります。
ただし、誰もが読みやすい形の原稿を作り、それを見やすくレイアウトして印刷原稿にし、親しみやすい装幀で印刷製本する紙の本は、作るのにそれなりのコストがかかります。自費出版の場合、さらに出版社の利益が乗せられますから、3ナンバーの自家用車くらいの費用になります。
そして多額の費用をかける割には、著者の満足度が高くないケースも見受けられます。制作に携わるライターや編集者、デザイナーなどが著者にとっては「他人」であることが原因の多くの部分を占めています。
そこで悠々社では、小規模企業ならではの人と人との結びつきを重視した濃密な人間関係の中での自費出版を考えました。ライターが著者の人となりをよく理解し、世間話や友人同士の気のおけない会話のような気楽なインタビューで原稿を作れば、著者に満足してもらえる原稿が作れるのではないか。そう考えて自費出版ではなく「パーソナル出版」と名付けた本作りの形を進めることにしました。
現在、パーソナル出版の企画がいくつも世に出ており、制作進行中の本も多数あります。ご自身の本を後世に残そうとお考えの場合は、ぜひパーソナル出版をご検討ください。
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