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最近、生成AIの進化がめざましく、私たちの属する出版界にもその波が押し寄せています。
最も影響が大きいのがChatGPTに代表される文章生成AIで、すでに巷には一部AI、または全部AIによって書かれた出版物が発刊されており、いずれは人が書いたものかAIが書いたものか判別することが困難な出版物が流通することになると予想されます。
私は一昨年からChatGPTをはじめとする生成AIをテストし始め、出版に限らず創作の世界で人間の可能性を大きく広げる道具として注目して参りました。そして現在では、原稿制作のさまざまな工程でAIの力を借りています。
世間では生成AIに対して「人間の仕事を奪うもの」という見方をしている声もありますが、私は生成AIは自動車や電子レンジと同じように、人間が行う作業を軽減し、苦手なことを補い、可能性を大きく広げてくれるものと見ています。
そのために「悠々社AI利用ガイドライン」を策定し、あくまでも人間が主体の出版活動を継続すべく、AIの利用に枠を嵌めています。
現在、悠々社では文章生成AIとしてChatGPT、Claude、Gemini、画像生成AIとしてAdobe Firefly、midjouney、動画生成AIとしてKling.AI、Runway、資料まとめAIとしてGenspark、音楽生成AIとしてsuno、スピーチAIとしてElevenlabs、調査用AIとしてGrok、Perprexityを活用しています。
AIを上手に利用できるか否かで、これからの時代の人間の活動は大きく変わってくるでしょう。私たち悠々社は、その潮流を確かに見据えながら、新しい技術を血肉としていこうと決意しています。
