最新刊『ヒロシマ 叔父は十五歳だった』絶賛発売中です。
2014-07-19
『ヒロシマ 叔父は十五歳だった』金谷俊則著 幻冬舎ルネッサンス刊 定価1300円(税別)
広島に原爆が投下された日、叔父は爆心地にあった中学校で防空要員の任に就いていた。戦後生まれのわたくしはこの叔父に会ったことはない。しかし元安川の灯籠流しで、祖父から命じられて叔父の名を灯籠に書き、「金谷善夫」という名は記憶に焼き付けられていた。祖父も父も他界し、遺品を整理していたある日、わたくしは叔父の写真を発見して驚愕した。そこにあった15歳の叔父の姿は、父の若い時よりもずっと、わたくしに似ていたからだ。そして大量に残されていた叔父の手紙を読み進むにつれて、わたくしは涙が頬を伝うのを止めることができなかった。その日から、叔父の短い生涯を詳しく調査し、書き残す作業が始まった。叔父の生まれ変わりであるかもしれないわたくし自身の手で、叔父の真実の墓標を建てるまで。……日本人が忘れ去ろうとしている原爆という現実を、もう一度深く考えさせてくれる傑作ノンフィクションです。
アマゾンで購入される方はこちらへどうぞ。
←「メルマガ「おちゃのこ通信」第204号が配信されました。」前の記事へ 次の記事へ「メルマガ「おちゃのこ通信」第205号が配信されました。」→